WANTED!! WORLD CLASS UI/UX DESIGNER

頓智・では新しいソーシャル製品の開発を新チームでスタートしました。そこでUI/UXデザインの出来る方のジョインを心からお待ちしています。我こそは!という方は私のfacebookのアカウントまでご連絡いただきたく思います。

全くの未知数ですが、新境地を切り開く体験性とサービス価値を創造するべくチーム一同燃えています。プロフェッショナルのみ、自信の腕を全力で奮っていただける方、頓智・と一緒に世界と勝負する気概と実力をお持ちの方のコンタクトをお待ちしています。
詳しくはfacebook pageにご連絡いただいた後、可能な範囲で出来るだけお伝え致します。開発準備等で時間が限られているため全ての方に御返信出来無い場合もありますし、ご不便を強いる場合は、お問い合わせ方法を見直す可能性もありますが、ひとまず、試行錯誤を兼ねてメッセージをお待ちしたく思っています。なにとぞ、よろしくお願い致します!

Takahito Iguchi Facebook Page
http://www.facebook.com/takahito.iguchi

千人のサムライがテキサスを目指す意味

前回 SXSWの記事を書いてからしばらく経ちましたが、その間に TechWave さんのご協力をいただき(記事にもなりました)、Compath,me 安藤さんのご協力もいただき、SXSWプレイベント実施の運びになりました。その他、SXSWアジア事務局からも多数情報提供が有り、ますます臨場感が増して来ていますね。
実際、年々イベントは活性化し経済効果と世界的波及力は増大している訳ですが、SXSWならではの醍醐味。つまり、オルタナティブな価値観を持っている方が強い。資金力や組織力よりもインディペンデントな発想や行動力の方が勝ち目の有るのがSXSWなのです。

実際2007年の Twitterも、2009年の Foursquareも掛けたコストは微々たる物。それがここまで世界的存在に登って来れるロックな場所がSXSWなのです。で、今回は僕の思いつく範囲でSXSWならではのオポチュニティを整理したいと思います。

1)SXSWは創造者の祝祭です。

たとえば自分自身が製品開発するとき、ついつい「クリエーターで知的好奇心や行動力旺盛、オープンマインドな生き方を好むネットワーカーでもある」みたいなペルソナを考えがちです。でも、実際にはそういう人ばかりの環境って、美大とかデザイン系企業ならともかくその辺りにゴロゴロしている訳では有りませんね。
SXSWは五万人とも言われる創造者のための祝祭空間です。映画監督、音楽プロデューサー、美術大学教授、ゲーム開発者、スタートアップ起業家、ベンチャー投資家、テレビ制作者、現代美術キューレーターなど多種多彩な作り手送り手がオースティンという学際都市に闊歩している状況は、ある種奇跡的でもあります。

2)SXSWはコンテンツプラットフォームです。

そんなSXSWですから、ITスタートアップにとっても非常に魅力的な場です。常に映像や音楽、ゲーム、デジタルコンテンツなどの上映、上演、コンテスト、アワード、プレゼン、セールス、ディールが繰り広げられているので、SXSWではその期間中あらゆる場で自分たちのサービスを実演して売り込めます。
たとえばライフバウスのブッキングのサービスだけで一躍有名になって大きなシェア獲得に成功した事例とか、TwitterFoursquareのようにその空間の情報流通に新しい価値軸を提供出来たことで(TWの場合はパブリックタイムラインで聴衆の行動を変えた。FSの場合はチェックインで地場のバーやカフェへのリーチ価値をシフトしました)飛躍的に伸びた事例があります。これの事例は枚挙にいとまがありません。PlancastやFoodspottingなどもSXSWブランドと言われている様です。

3)SXSWのネットワーキングは他に類を見ません。

SXSWはマルチカルチュラルなだけでなく(音楽、映画、ゲーム、ウェブなどの最先端が集っている)グローバルに世界中から人が集結します。ですので、バズマーケティングと言っても影響範囲が非常に大きい可能性があります。しかもメディアに影響力を持ったインフルエンサーや世界中のメディアが千のオーダーでチームを組んで押し寄せて来ますから、話題獲得した場合の広がりが大きいのです。
なにしろそういう場なので英語も相当混沌としてます。もしかしたら日本人の英語は秩序正しい方かも知れないですし、母国語でない人達も非常に大勢いるので(同じ立場!)怖じ気づく事無くコミュニケーション出来る良い機会かも知れません。

4)SXSWは世界とのインタラクションを変えるかもしれません。

そのように多種多様な文化を背負った自由人が世界中から音楽、映像、ゲーム、ウェブなどの最先端を発信したり楽しんだりするために集結しているSXSWですから、ある意味世界の見え方が変わる可能性があります。だって東京だろうが上海だろうがパリだろうがシンガポールだろうがそういう環境が数万人規模で実現する機会ってそうそうありませんからね。
2011は3.11に直面して即座に募金活動や震災救済パネルやその他の様々なボランティア活動が発生しました。それは、ソーシャルメディアの非常に良い面の発露だった様に感じました。それは一例ですが、SXSWの秘めた可能性の一端を垣間みた思いがしました。

Samurai of Thousands go to Austin SXSW 2012

今回千人のサムライがオースティンに上陸すると良いな!と思っているのは、SXSW初上陸で上の様な衝撃体験をして(実はテキサスのビリオネアーに義援金獲得しに押し掛けたり、その帰りにFROG DESIGNのデザイナー自宅に押し掛けたり、そういった得難い体験を出来たのも、大勢のSXSW体験の凝縮された1バリエーションなのでは?と思っているのです)人生観が変わった所が有り、それが新しいタイプの日本人にどんどん受け入れられて行くときっと面白い!と感じたからです。

ですから、音楽家や起業家だけでなくメディアの人や映像の人、あるいはプランナーやコンサルティングの人なども大勢行くときっと新しい独自の価値観との接近遭遇が有るのでは?と思っています。
とはいえ、自分の関心としては自分の製品と多くの起業家の皆さんの新製品とを含めて日本のスタートアップが輝ける檜舞台をなんとか現出出来ないか?です。
ですのでインキュベーターの皆様、ベンチャーキャピタルの皆様にもぜひ進んでご参加頂きたいと思っています。11/10は初回のキックオフイベントをやります(ATNDページ)。こぞってご参加下さい!お待ちしています!(あらゆるスタートアップにとって、世界に売り込むチャンスです)

1000人でSXSWへ行こう!まずは東京でキックオフパーティーからhttp://techwave.jp/archives/51707059.html

R.I.P. Steve. We couldn't invent SekaiCamera without your feat that was reinventing the phone.

セカイカメラ開発陣の高橋さんがスティーブへの哀悼の辞をクパチーノのアップル本社に捧げてくれました。iPhoneの発明が無ければセカイカメラはこの世に存在していません。心から哀悼の意を表します。

http://twitter.com/#!/ken1_taka/status/121853407102373888

Open Shared World, We will make it.

果たしてお互いが分断したままで、本当に大きな仕事が成し遂げられるのだろうか?
それを世界に告げようではありませんか?

世界の和解と理解を!お互いがお互いを理解し、お互いを思いやることができることを、お互いがお互いを知る喜びを告げましょう。我々は最初に行う者です。世界を照らす事を行いましょう。

情報技術は誰の為なのでしょうか?
情報技術は、それが人の為になるからこそ価値があります。
人類の歴史はお互いがお互いを知る為の努力の歴史でした。
人は乗物を発明し、船舶を発明し、飛行機を発明し、ラジオ/テレビを発明し、電話を発明し、ネットを発明しました。ただ、お互いの理解の壁は高く、お互いの理解は簡単ではありません。

ワルシャワで、北陸で、そして東京で、異なる歴史、異なる言語、異なるコミュニティ、異なるルール、異なる価値観を持った者同士がどのようにして、お互いの多様性や異なる価値観を大切にしたまま、お互いがお互いを簡単に知ることができる様になるのでしょうか?

3.11の直後、我々が、オースティンの地に於いて、世界中の多くの人たちから多くの支援を受けました。
お互いがお互いを思いやり、それを形にして届けられる事。これら相互理解のテクノロジーはネットの大きな恩恵です。我々はそれをより前へと進める責務が有ります。それこそ自分たちの人生を費やす重要な事業として、あらゆる信念や情熱や技術や創造性を注ぎ込んで成し遂げたいと思います。

より透明でオープンマインドな世界をもたらすためのテクノロジーを自らの力で前に進めて行きましょう。

対話が必要です。新しい我々の事業を遠慮なく語り合いましょう。お互いがお互いを知り、お互いを学び、お互いが信念をぶつけ合い、我々しか出来ない新しい事業について、心行くまで語り合いましょう。
なぜ、それをやるのか?どの様にそれをやるのか?一体、何を我々の製品として人々に届けられるのか?心から確信して進められる様、心を開きオープンに語り合いましょう。

我々は誰かが何れどこかでやってくれる事をただ待つのでは無く、誰かがやってくれないのを批判するのではなく、我々自身が世界の為に何が出来るのか?を自分自身の問題として捉え、計画し、それを実現しましょう。


※2011年10月3日の頓智に於ける社内向けスピーチです。

Thanks, Steve.

最初の会社でエンジニアリングの仕事が終わってから寮でマックのプログラミングに明け暮れていたら没収されてしまった。メインフレームの価値観からすればパーソナルな独創性は悪だったからだ。でも、そのコンピューターパワーは既に拮抗していた。マッキントッシュは個人の力が世界を変えられる事を物理的にも可能と信じられたマシンだった。ビジュアルを作成してコーディングをし、そのアプリのプロモーションも自らのツールで直接出来ることを味わってしまえば、もはやコンピュータ・ルームで利用申請しないと情報処理できない環境が時代の彼方に去って行く事は明らかに思えた。
ティージョブズマッキントッシュで成し遂げた事は極東の若造の脳みそに明らかな変化を引き起こしたし、もしもマッキントッシュが存在しなければ僕は未だにコボルで金融システムのスパゲッティコードをお守りする仕事で生計を立て続けていたかも知れない。残念ながらそれは個人の自由な創造性を押し殺す事で成り立っている世界だった。コンピュータの形態はその利用者の思考をも規定し得る。寮の片隅でちょこんと待ち構えてくれていた自分の相棒を愛して止まない。僕は自分の世界観を開放してくれたマッキントッシュと、その生みの親への感謝を生涯忘れないだろう。

Creative Commons Global Summit 2011に出掛けて来ました。

会場はワルシャワ首相官邸。10周年に集ったのは世界各地のCCメンバー。特に欧州小国で始まりつつ有るCCの普及の息吹に触れられたのが、非常に印象的でした。著作権そのものがまだ新しい概念の世界でオープンシェアを普及しようとするメンバーの意欲や希望に接しながら、日本もオープンシェアの先進国として(CCの発足は世界でも先陣を切っているのです)出来る事が多くあるのでは?と思いました。

また、CCのカンファレンスで知ったGLAMというアイデア、つまりガバメント/ライブラリ/アーカイブミュージアムといった公共的知財をいかにシェアしていくのか?という考え方は拡張現実のアイデアに非常に近いものがあり、そう言った意味でも日本から出来る事が数多くあると言う手応えを感じました。

ワルシャワショパンコペルニクスキュリー夫人などの足跡や事績を市内観光のトピックスとしてあちこちに配置をしています。それこそ公共的なアーカイブを用いた拡張現実への応用は実にリアルなユースケースとして拡げる事が考えられます。そして、そういった大きく広がりのある公共圏的なパースペクティブを通じてしか拡張現実の発展はあり得ないのでは?とも思います。
イデアとしてはまだまだ非常に萌芽的な物では有りますが全世界的なオープンシェアの潮流を読んでそれを自ら牽引していく立場として主体的に考えれば、充分にあり得るストーリーではないか?と考えたのでした。

Photo taken by Inoue Shota

時代は変わる

今までは、その倫理規定で明確に一線を引き続けて来たマイケルアーリントンが、今回に限って(恐らく不注意による失言の結果だと思われる)ジャーナリズムから倫理的でないと受け取られてしまった。
本当は(今までの彼のその明快な倫理的行動を知っている多くの読者からすれば奇妙な事だけど)あり得ない事が起こってしまった。アーリントンの高い挟持や強い理想主義、度を越えたとも言える激しい毒舌や時折暴発する現状への不平不満が他に無い持ち味だったことは事実であり、それが TechCrunch から失われてしまうとすればとても残念だ。
ただ、どんな組織であれ同じ存在のままで永久に有り続けることは無いのだし、いかなるアクシデントであっても前向きに活かして行くしたたかさを彼と彼の TechCrunch は持ち続けて来た(彼と彼の父親のツーショットが編集長近影だった頃が懐かしい!)。
さて、Disruptはどうなる?多くの波乱があるだろうが、彼の強い自己主張が刻印されないDisruptなんて想像出来ないと思う。Crunchiesも同じく!
復活人事は状況的に少し想像しづらいけど、彼の代役だって同時に想像出来そうに無い(影武者を捜して来るのさえ困難極まる)。特にCrunchiesで彼と舞台に登る事が大きなチャレンジだった自分にとっては青天の霹靂だ。

新しいゴッドファーザーはいずれ自他ともに認める存在として現れるだろうが、それが誰に成るのか?誰にも想像出来ない(アーリントン氏の編集長留任を強く期待します)。

編集権の独立
http://jp.techcrunch.com/archives/20110906editorial-independence/


TechCrunch50は終わっちゃうのか―Jason CalacanisとMike Arrington、エゴの激突の真相は? http://jp.techcrunch.com/archives/wittc50-will-there-be-a-techcrunch50-next-year-what-jason-wants-jason-getz/