セカイテレビ

いろいろあって頓智・のテレビ出演は流れてしまったのですが(ニュース番組生出演しない限り構想などを正確に伝えられないという主張が残念ながら受け入れられなかった)、この間のやりとりは凄く役に立ちました。と、同時に動画共有系のサービス以外で電波を通じたセカイ向けのアナウンスとか本当に難しいなあと思いました。
そもそも発想の立脚点がまるで違うし(報道云々ということでははなくターゲットユーザーについての考え方が違いすぎる)、本来ならセカイに向けて日本の技術をどうアプローチして行くか?を真面目にご一緒できるはずなのに、立脚点の違いは(意欲の問題などではなく)なかなか埋められないですね。世界中のセカイカメラファンが待っているなんて(製品が無い段階でアレな言い方ですけど)番組としてはすごく面白いと思うんですが、そういう感じって非常に伝えにくいですね(ブログとかマメにチェックしていると期待感とかひしひし感じます。もちろんネガティブな反応も込みで)。

これから頓智・は技術的実装だけでなくサービスのロードショーやプレミアショーとかいろいろ考えていかないといけないように思っているのですが(つまり製品シェアだけでなくマインドシェアを獲得して行かないと駄目だと)、そのためのプロモーションとか国内の代理店とかだとなかなか理解できないんじゃないだろうか?と思いました(いや!そんなことはない!という鼻息荒い反論はいつでも歓迎です!)。
でも、考えてみると会社さんとのお付き合いもまったく同じで、営業案件の検討時点で「あれ?狙っているマーケットがまるで違うよね」なんてことがこの先頻発する気がします。マイクロソフトとかグーグルは「アメリカが本店で日本は支店」ですけど、頓智・は日本が本拠で本店ですから(つまりセカイに向けての製品提供ベースが日本なんだってことが、そもそも市場理解の共通前提としてレア)。社員数名の貧乏ベンチャーが何言ってるの?って気もするんですけど、「構造」だけみるとそういうことなんだろうと思います。