Androidはいいタイミングで市場投入されたと言えるのかも知れない。

日経さんのイベントを通じてiPhoneAndroidの趨勢に関してはある種の「スイッチ」を感じました。アンドロイドのオープンさはメーカーおよびデベロッパーの双方にとってまさしく福音であって、ここから始まるモバイルデバイスコンピューティングは、明らかに新しい大きなムービメントになるだろうということです(コンシューマーにとっての福音かどうかは全く未知数)。
土曜日にミッドタウンで行われたDEMOsaでも、Appleサイドから「投入時期などを事前にオープンにする事はマイナスですよ」的なメッセージが事務局宛にあったとお聴きしているのですが、Appleがそういったマイナスの行為を続ければ続ける程アンドロイドにとっては好都合ですしブランドイメージもますますupする訳です。あと、アンドロイドを巡る状況については、Erick Schonfeld(TechCrunch)の下記の整理が非常に適切だと思います。
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Androidの利害を巡っては、ある不変の論理が存在する。

1. iPhone以外の何よりも高機能なモバイルウェブコンピューターである。
2. アプリ制作者にとって非常に魅力的な開発環境である。そして、PCの場合と同じく、アプリが普及を駆動する。
3. そして何よりも、オープンソースOSであるため、メーカーはOSを制御する誰に対してもライセンス料を払わなくてよい。携帯電話ビジネスの紙のごとく薄い利幅を考えると、そのことだけでもメーカーがAndroidを採用する理由になる(NokiaSymbianを持っているので例外)。MotorolaAndroidを復活の鍵として見るであろう理由がわかるだろう。