are2010(世界初の国際的拡張現実カンファレンス)

米国サンタクララシリコンバレー)でare2010という世界で始めてのAR国際会議が開催されました(http://augmentedrealityevent.com/)。巨大なコンベンションホールにはメタイオ、オグメント、トータルイマージョン、レイヤー、ウィキチュードなどのAR専業ベンチャーだけでなくクワルコム、マイクロソフト、グーグルなどの先端研究セクションも加わり、非常に豪華な顔ぶれが揃いました。

頓智・は日本から唯一スピーカーとして招待され、ローンチパッドとマーケティング・チャネルの2パートに参加して来ました。実は日本及び韓国には有力なAR系企業がひしめいていますから、来年のare2011には、より多くのアジア企業達が参画することを期待しています(今回、アジアからの参画は韓国のZenitum(http://www.zenitum.com/)と頓智・だけでした)。

are2010で最も盛り上がったのはモバイルARブラウザーの主要プレイヤーが集結したセッションではなかったかと思います。2010年というのは DAR(DeskTopAR)からMAR(MobileAR)への大きな転換の年だったのではないでしょうか。
現在、モバイルARブラウザーとしてのスマートフォンアプリ群がARマーケットの主役として脚光を浴びている状況は2007〜10年にかけての大きな主役交代(PCウェブからモバイルウェブへ)と軌を同じくしており印象的です。モバイルインターネットデバイスの普及と共に、遂にARブラウザーが実用化の入り口に立った訳です。