セカイカメラの対応機種とか。

AR Commonsで聴かれた事などいくつかお返事します。まずはAppStore審査の件ですが、これはNDA上お応え出来ないのでご容赦下さい。頓智・チームとしては一刻も早く皆様のお手元にお届けすべく全力投球中です。コモンズでDEMOしたバージョンは当日11時にコンパイルされたばかりのバージョンですが、ほぼ毎日リバイスしていますから凄い勢いでVerUpしています。

あと、セカイカメラの対応機種は?のご質問ですが、セカイカメラは3G/3GS対応です。コンパスの無い3Gでも動作可能に作られています。その際の視界変更インターフェイスにも苦心惨憺をしました。ただ、コンパス実装および動作速度の改善、全体的なスループットの向上などで3GSバージョンは別次元の出来では?と感じます。あれだけ大量のエアタグをバルクでダウンロードして、コンパス連動できびきびと視界変更。ここまで使用感が違うと製品のイメージさえまるで変わって来る事が実感出来ます。

八谷さんからのお話の中に登場した動画のエアタグ埋め込みですが、これは画期的なエアタグフィールドを生み出す機能だと思います。基本的にエアタグにはあらゆるメディアおよびリンクを埋め込める様に構想していますので、緊急度に応じて実装を進めて行きます。Twitter連動もroomsの頃から検討しているのですが、やはりセカイカメラの「Here and now」ならではの特色を活かした実装にしたいのですね。

個人炎上の件も話題に上りました。エアタグによるプロフィール表現ですが、基本的にプロフィールをエアタギングするのは自分自身という設計で考えている所です。第三者によるエアタギングが容易に可能になると炎上リスクが高すぎるのでは?というのがそもそもの懸念です。エアタグの空間表示をコントロールできる、何らかの秩序化アルゴリズムが成立すればこのような制約は相当無くなると思っています。

会場では結構受けていた気がする「ドラゴンボール効果」ですが、この派生系は今後いろいろとご提案可能だと思います。また、会場内を縦横に飛び回っていた「エアシャウト」。これも飛行軌跡とかホーミングなど、あれこれ検討できそうなので楽しみにしていて下さい(しばらく時間がかかると思います)。

ARコモンズの記事が既に多数ブログ等に掲載されていますね。「#ARC2009」のハッシュで検索するとTwittされた軌跡がサーチ出来ますし、TechCrunchにも早速リアルデモの映像付きで記事が掲載をされていました。

http://www.mobilecrunch.com/2009/07/10/from-tokyo-demo-of-almost-finalized-augmented-reality-tagging-app-sekai-camera-videos/

http://twitter.com/#search?q=%23ARC2009

http://search.twitter.com/search?q=Sekai+Camera