NetExplorateur 2009 無事終了しました!

機内どころか前日のホテルまででウンウン言っていたプレゼンもなんとか間に合い、パリの観衆にもセカイカメラインパクトのあるサービスだということをきちんと伝えられたと思います。

今回は、これも前日ギリギリまで粘って会場(=元老院=リュクサンブール宮殿)にエアタグを設置して、その場でライブ状態でお見せしたのですが、やはりデモビデオやスライドよりもこれが一番受けました。とにかく印象的だったのが、テレビ、新聞、雑誌などの既存メディアや元老院議員、銀行家、弁護士、博物館長など、エスタブリッシュメントにすごく歓迎されたことで、この勢いだと日本の総理大臣と面会するよりもフランス大統領と会談する方が早いのでは?と(いや、何を話し合うのだ?というポイントは全く不明ですが)。

で、肝心の受賞結果は?というと、残念ながら僅差で(とアテンドのマーカス氏は言ってくれてました。社交辞令か?)グランプリを逃しました。受賞トロフィーがとにかく凄い代物で、恐らくはMacbookAir×10台分くらいはありそうな現代彫刻のブロンズ像です。なにしろインパクト大のモニュメントで、一体一体がそれぞれ違うデザインになっています(へんてこなロボットがそれぞれ異なるポーズを取っている)。なので、eBayに出すとすぐにバレます・・と主催者が釘を刺してました(いや、欲しい人は余り居ないと思う・・)。

さて、それにしても受賞した10のプロジェクトを見てみて、アジアからふたつ、アフリカからふたつ、アメリカから五つなので、ヨーロッパからはただひとつ(しかもドイツ)という内容で、フランスからの受賞が無いというすごい割り切り。日本の官庁、たとえば文化庁とか経済産業省などが主催したらこういうケースはあり得ないでしょうね。あと、痛切に感じたのが「おじさんたちのIT度」が非常に高かった事。

もう既にシニアと思われる世代の政治家や公的機関の責任者や金融機関トップがiPhoneをバシバシ使いこなしているだけでなく、たとえばセカイカメラについて(むしろ僕よりも!笑)アツく語っているという・・。考えてみると彼らは五月革命の時代にうら若き学生だった世代ですから、革命思想というか60年代のオルタナティブな思考というのが根っこにあるのかな〜?と思いました。できればシャンパン飲みながらそういう話で語り明かしたい物です。

それはともかく、(まぁ会場内に限った話なのですが)会場内ではあちこちで「セカイカメラセカイカメラ〜」と連呼されて嬉しいやら恥ずかしいやら・・。当日のラ・トリビューンやラ・ポイントにも記事が掲載されて(しかもラ・トリビューン誌は写真入りで「iPhoneカメラにより現実空間に四次元ををもたらす」とか書かれてました(少し大げさか?笑)。いくつかテレビ局のインタビューも受けたのですが、あれらは果たして放映されたのか?は、ひとまず謎です。

※写真は夕闇のリュクサンブール宮殿。室内には革命の記念品が多数展示してあるのです。