会社って面白い。

昨日の日記で「日本企業はまるでアクセスしてこない」ことをぼやいていたのですが、本当は(僕は読んでいないのですが)三大キャリアのうちの一社からメールがありました。残念ながら、メールトラブルで拝見できなかったそのメールはその大手キャリアの中堅ビジネスマンが新規事業模索のなかで思い切って送っていただいたメールだったことが後ほど判明したのでした。
でも、その後の彼とのやりとりを通じて改めて感じたのですが「日本企業の組織の階層は深い!」ですね。これは恐らくその物理的階層の重層性ということが問題なのではなく、意思決定をするための情報フロー構造が「チーム内の意思疎通<水平方向の流れ>と上部構造とのシンクロ<垂直構造での共有>」とを精緻に同期してくような流れになっているため何しろ時間がかかるということです。しかも、そういう構造体にいると、そういう遅延状態にあることさえ見えなくなるのではないかと思いました。
よくよくお聴きすると同キャリアさんでセカイカメラ実装するとほぼ1年半の期間が必要とのこと。その頃にはセカイの片隅で埋もれていることが自明であるにもかかわらず。